月箒
ここはサークル『月の裏側の箒』のブログになります。 このブログでは当サークルの活動など諸々紹介していこうと思います。
夜空のコンビニ その2
前回の作品の続きです。今回は笑いがメイン。
次回からは、ちょっと進捗なんかを。
「カードがほしい。このレアカード。単品で」
「……えっと、そのような売り方は、していないので……」
「なんでよー。黄色い潜水艦じゃ普通にやってることじゃないかよー」
「き、黄色い潜水艦? ここはコンビニですので」
「何でも揃うコンビニでしょー?! このくらいは簡単n」
――ガスッ!!
「どうも馬鹿がお騒がせしました。営業妨害になりますか?」
「い、いえいえ。それよりもご希望に答えられなくて」
「お構いなく。酔っ払いの戯言ですから」
「……っにしやがるっ」
「復活したか邪魔者」
「いきなり星の輝きが見える拳を繰り出すな!」
※訳 光速のパンチと言いたいらしい。
「うるさいお子様だな。他のお客様の迷惑になるだろう」
「誰がお子様か! 何でもかんでも暴力で解決するなっ」
「社会人(?)にもなろうとする年で、未だにYU-GI王なんかにはまっているんだ。充分ガキだろ」
「にゃにを言う! 社会人の財力を活かして買いたいカードを買いさらにボックス買いをする。これを贅沢と言わずなんと言う」
「それをガキと言わずなんと言う」
「クケーーーーーーー!!!」
「(二人揃うとより騒がしいです)」
口が裂けても言えはしなかった。
「定員さ~ん、ちょっと相談に乗ってくれませんかー?」
「あ、はーい。ただいま~」
「……はい、なんでしょう?」
「お客さんが来るんですけど、どんな料理を出したらいいでしょうか。少し相談に乗ってくれますか?」
「私などでよければ喜んで。お客様とは親しい間柄で?」
「というか、親戚だよね?」
「ええ、だから手軽にカレーですませようかとも」
「でしたら鍋などどうでしょうか。最近の夜は冷えますし、ちょっとだけ豪勢に」
「ふむ。鍋か。いいんじゃないかな、ねえ?」
「よし。定番だとは思うけど、それにしよう。闇鍋だっ」
「待て、どうしてそうなるっ」
「闇カレーって言うのも面白そうだとは思ったけどさ、カレーじゃ正体わかっちまうもんな」
「んなくだらないこと考えてたのかい、お前わ」
「くだらないとか言うな。俺は真剣だ」
「真剣に、頭の中身を替えることを推奨するよ」
「うむわかった。じゃあ闇鍋はやめて明鍋にしよう」
「その心は?」
「明るい下でやる闇鍋」
「何も変わってねーだろうが!!」
その日もまた繁盛だった。
次回からは、ちょっと進捗なんかを。
「カードがほしい。このレアカード。単品で」
「……えっと、そのような売り方は、していないので……」
「なんでよー。黄色い潜水艦じゃ普通にやってることじゃないかよー」
「き、黄色い潜水艦? ここはコンビニですので」
「何でも揃うコンビニでしょー?! このくらいは簡単n」
――ガスッ!!
「どうも馬鹿がお騒がせしました。営業妨害になりますか?」
「い、いえいえ。それよりもご希望に答えられなくて」
「お構いなく。酔っ払いの戯言ですから」
「……っにしやがるっ」
「復活したか邪魔者」
「いきなり星の輝きが見える拳を繰り出すな!」
※訳 光速のパンチと言いたいらしい。
「うるさいお子様だな。他のお客様の迷惑になるだろう」
「誰がお子様か! 何でもかんでも暴力で解決するなっ」
「社会人(?)にもなろうとする年で、未だにYU-GI王なんかにはまっているんだ。充分ガキだろ」
「にゃにを言う! 社会人の財力を活かして買いたいカードを買いさらにボックス買いをする。これを贅沢と言わずなんと言う」
「それをガキと言わずなんと言う」
「クケーーーーーーー!!!」
「(二人揃うとより騒がしいです)」
口が裂けても言えはしなかった。
「定員さ~ん、ちょっと相談に乗ってくれませんかー?」
「あ、はーい。ただいま~」
「……はい、なんでしょう?」
「お客さんが来るんですけど、どんな料理を出したらいいでしょうか。少し相談に乗ってくれますか?」
「私などでよければ喜んで。お客様とは親しい間柄で?」
「というか、親戚だよね?」
「ええ、だから手軽にカレーですませようかとも」
「でしたら鍋などどうでしょうか。最近の夜は冷えますし、ちょっとだけ豪勢に」
「ふむ。鍋か。いいんじゃないかな、ねえ?」
「よし。定番だとは思うけど、それにしよう。闇鍋だっ」
「待て、どうしてそうなるっ」
「闇カレーって言うのも面白そうだとは思ったけどさ、カレーじゃ正体わかっちまうもんな」
「んなくだらないこと考えてたのかい、お前わ」
「くだらないとか言うな。俺は真剣だ」
「真剣に、頭の中身を替えることを推奨するよ」
「うむわかった。じゃあ闇鍋はやめて明鍋にしよう」
「その心は?」
「明るい下でやる闇鍋」
「何も変わってねーだろうが!!」
その日もまた繁盛だった。
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